開催日 2010年7月25日
参加者 13名
| No | 地区 | 蒸留所 | ビンテージ | 年数 | 度数 | 備考 |
| 1 | Other's | マルス | 1989 | 10年 | 43.0% | オフィシャル(No.606) |
| 2 | Other's | マルス | 1984 | 20年 | 55.0% | オフィシャル(薩摩トリプルカスク) |
| 3 | Other's | マルス | 1988 | 17年 | 58.0% | オフィシャル(No.565) |
| 4 | Other's | マルス | 1985 | 23年 | 58.0% | オフィシャル(No.324) |
| 5 | Other's | マルス | 1989 | 17年 | 60.1% | オフィシャル(駒ケ岳No.616) |
| 6 | Other's | マルス | 1986 | 20年 | 60.5% | オフィシャル(駒ケ岳No.448) |
テイスティングノート
山崎 白秋記
今月のお題は、「マルス」である。
なかなかお目にかかれないモルトではあるが、これをご覧の諸氏なら名前はご存知かと思う。本業といっては怒られてしまうが、本坊酒造は本格焼酎を製造しているメーカーだ。
本坊酒造はモルトのほかにも、山梨でワインを醸造している。そしてモルトであるが、信州は伊那に蒸留所がある。10年ほど前、工場を訪ねたことがあるが、たしか稼動はしてなかったと思う。
ジャパニーズモルトのなかでもマイナーな蒸留所ではあるが、6本揃えて飲んでみると、そこそこの出来栄えで、時に渋い味わいや熟成を感じさせた。
エステリーな香りがジャパニーズモルト、御殿場あたりを連想してしまったのは偶然であろうか。
さて、今月のモルト6本を紹介しよう
[ NO.1 ] MARS SINGLE MALT SINGLE CASK WHISHY sherry 606
cask no.606(478L)1989-1999 10年 43%(樽出し時58.7%)
【 香り 】
スィートでミントの香り。奥には黄金糖の香り。しだいに単調な香りとなり、若さを感じるようになる。草の香りや、ダンボールの香り。
【 味 】
渋味と軽いピート。わずかに酸味を感じる。シェリー樽熟成の個性。
[ NO.2 ] TRIPLE CASK MALT WHISKY VINTAGE SATSUMA
cask no.1683,1684,1691 1984-2004 20年 55%
【 香り 】
爽やかなトップノート、青空のような香り。どことなく梅酒の香り。フレッシュで心地よい。
【 味 】
やはり梅酒の味わい。苦味がアクセントとなっている。わずかに若さを感じる。
[ NO.3 ] MARS MALT GLALLERY シェリーバット cask no.0565-890 1988-2005 58%
【 香り 】
ビターな香り。コクがあり、ふくよか。しだいに熟成香が見え隠れするようになる。ウッディ。梅酒の香り。
しだいにトースティーに変わってくる、1時間もすればしっかりシェリーの個性となる。
【 味 】
かなり強いシェリーの個性、生臭い。硫黄の香り。やや嫌味を感じる苦味。
[ NO.4 ] MARS MALT GALLERY アメリカンホワイトオーク 1985-2009 23年 58%
【 香り 】
たいへんエステリー、まったりと甘い香り。有機溶剤系の香り。わずかにウッディ、アメリカンオーク新樽の個性。
【 味 】
やはりエステリー、心地よい苦味。かすかにウッディ。
[ NO.5 ] SINGLE CASK VINTAGE 樽出原酒 駒ケ岳
365/430 cask no.616 1989-2006 60.1%
【 香り 】
強いエステリー感、コクを感じさせる香り。苦味がアクセント。時間がたてばミルキーな香りも感じ取れる。
【 味 】
とてもエステリー、しばらく味わっていると苦味を感じるようになる。アメリカンオークの個性。やや単調な味わい。
[ NO.6 ] SINGLE CASK VINTAGE 樽出原酒 駒ケ岳
387/402 cask no.448 1986-2006 60.5%
【 香り 】
トップノートはエステリー、酸味が香りを引き締めている。エステリーに慣れてくるとしぶみが感じられるようになる。香りの数は多くない。
【 味 】
やはりエステリーで渋味を感じる。渋味からくる深みとウッディな熟成感。ぶどうのあじわいも。香りは単調だが、味は複雑でうまい。

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