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第228回Connoisseures Club
お題 「山崎」
開催日 2017年12月24日
参加者 13名
1 3 2 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1Other's山崎200010年55.0%オフィシャル
2Other's山崎199411年59.0%オフィシャル
3Other's山崎199511年63.0%オフィシャル
4Other's山崎199513年63.0%オフィシャル
5Other's山崎199910年56.0%オフィシャル
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「山崎」 である。

  クリスマス・イブにモルト会である。もちろん気の利いたレストランで、彼女とディナーを楽しむメンバーはいないので、文句が出ることは無い。
  そんな夜なので、特別なモルトが出されるのではないかと期待をしてしまうのも無理は無い。飛び切りのモルトがサーブされたのは言うまでもないが、ホワイトクリスマスならぬ、レイニー・クリスマスにゆっくりとモルトを楽しむのも悪くない。

  さてテイスティングを終えてみれば、ほぼ山崎ではないかと推理は固まっていた。ピートの強いモルトが一本、その他はスペイサイドの典型、最後には黒に近い赤のモルトが一本。こんなバラエティ豊かに、尚且つこれだけレベルが高いモルトを揃えるのはサントリーしか無い。
  驚くことに、最も熟成が長いもので13年、ほとんどが10年物である。アルコール度数も63%を保っているので、小さい樽で早熟させた物でもなさそうである。
  さらに驚くのは、5本中4本が近江エージングセラーなのである。熟成庫のロケーションは名神高速八日市インターの近くであり、どうみても熟成に適した場所と言われているような所ではない。「静かな水辺でひっそり」とは無縁の場所である。
  そんな環境でも、素晴らしい熟成をさせてしまうサントリーの力には驚くばかりである。

  さて前置きはこのくらいにして、さっそく今回の5本を紹介することにしよう。
[ NO.1 ]オーナーズカスク 山崎/近江 バレル cask no.EV70121 012/ 2000-2010 10年 55%
【 香り 】
トップノートはエレガントなフルーツ香、その後ろには上品なエステル。しばらくすると深みが増してくる、奥にはピート香も。

【  味  】
深みのある木香、すぐさまピートが現れる。ピートは強い、ただしヨードはあまり感じられない。加水しても印象は変わらないが、わずかにフルーツが出てくる。
[ NO.2 ] オーナーズカスク 山崎/近江 バレル cask no.4Q700069 074/
1994-2005 11年 59%
【 香り 】
トップノートは柔らかく甘い香り。すぐさま熟成由来のウッディな香りに包まれる。奥にはバニラ香も。

【  味  】
アルコール感が強くドライと感じる。しかし加水するとフルーツが多数出現して、極めて華やかになる。やや若さを感じる時もあれば、熟成由来の樽香を感じる時もある。
[ NO.3 ] オーナーズカスク 山崎/山崎 ホッグスヘッド 137/166 1995-2006 10年 63%
【 香り 】
ファーストフィル熟成と思われる深く、そして甘い香り。香りの数は多く、かつ複雑である。

【  味  】
ウッディな含み香が素晴らしい、さらに上質なフルーツも。加水すれば、フルーツの競演となり、たいへん華やかだ。旨みや甘さが強い。
[ NO.4 ]オーナーズカスク 山崎/近江 パンチョン cask no.70190 500/553 1995-2008 63%
【 香り 】
トップノートはエレガントなフルーツ香。青空を思わせるような爽やかな香り。しだいに深みは増し、さらに酸味を伴ないながら甘いバニラも香る。

【  味  】
フルーティの極み。アルコールが強くピリピリするが、ウッディな含み香が素晴らしい。加水すればさらにフルーツの数は増える。
[ NO.5 ] オーナーズカスク 山崎/近江 ボタ・コルタ cask no.DV70368 1/402
1999-2009 56%
【 香り 】
ヒネ香、紹興酒を思わせる香り。わずかにエステリーな香りも感じ取れるが酸化臭にマスキングされている。

【  味  】
シェリー樽熟成の焦げたゴムが強いが、比較的早く消えていきエレガントかつ、南国フルーツが現れる。加水しても個性は変わらないが、最後に樽の良さを感じることになる。
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