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コニサーズクラブレポート 過去ログ
第66回Connoisseures Club
お題 「クラガンモア」
開催日 2004年6月27日
参加者 13名
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドクラガンモア14年47.5%オフィシャル
2スペイサイドクラガンモア197525年50.0%ダグラスラング
3スペイサイドクラガンモア198914年57.3%シグナトリー
4スペイサイドクラガンモア198912年59.8%ブラッカダー
5スペイサイドクラガンモア198914年60.5%ケイデンヘッズ
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「とっておきのスペイサイド」である。
  スペイサイドのビッグネームながら、なぜか例会ではなかなかテーマとならなかった、シックスクラシックモルトのクラガンモアである。
  ボトラーズもそれほど出回っているとは言い難く、実力のわりに人気のない蒸留所のひとつかもしれない。
  今回の5本、非常にバラエティーにとみ、なおかつ最初の印象ではハイランドかと思わせる、ドライかつストロングな印象もあった。
  さて、本題の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]オフィシャル スペシャルエディション 14年 47.5%
【 香り 】
リフィルシェリーでじっくりと寝かされたと感じさせる非常に上品な香り。やや水あめの香りも。その後長熟を思わせるウッディーな香りに満たされる。
さらにベリー系のフルーツ香があり、さわやかさも兼ね備える。非常に深い香りながら、ドライに感じさせるところが意外である。

【  味  】
フルーティーで、かすかな酸味がここちよい。上品なシェリー樽の個性がすばらしい。
その後ナッティ、かつウッディーな印象へと変化してくる。ややピリピリ感がある。
味が濃く、カラメルを想像できてしまい、悪くいえばわざとらしい、作られた味といえなくもないが、ここは素直にだまされてみよう。
[ NO.2 ]オールドモルトカスク 1975 25年 50.0%
【 香り 】
軽く梨やりんごの香り、ごくわずか「いがいが」する、ピート香なのであろうか。しばらくするとフルーティーさがきわだってくる、さわやかで数種類のフルーツがあとからあとから顔をみせる。
しばらくすれば、ぶどう系の熟成香やエステル香がすばらしく、あまいバニラ香が香ってくる。できの良いバーボン樽熟成の印象。

【  味  】
フルーティではあるがややドライ。ウッディーな樽香がすばらしい。
アイラものやハイランドモルトの一部に感じられる、ややひねた口に残るフィニッシュがある。
短時間では、印象が弱いが、じっくり向き合えばしっかり応えてくれるモルトといったところであろうか
[ NO.3 ]シグナトリー 19?? 14年 57.3%
【 香り 】
リンゴ系のフルーツ香とかるいピート香を感じ、いがいがとした印象。
やや硬質な香り、若さと感ずるところもある。アルコール感も中程度感じる。

【  味  】
味もやや硬い。ピートも軽く感じられる。フルーティと酸味がバランスし、特別な個性はないが、飲み飽きないタイプのモルトといえる。
[ NO.4 ]ブラッカダー 1989 12年 59.8%
【 香り 】
アイラモルトほど強くない、アクセントをつける程度のピート香が感じられる。
湿った香りや、なまぐささが香ってくる。もも系のフルーツ香、みずあめの香りも。
軽くこげた香りを感ずる、シェリー樽熟成の個性。

【  味  】
くちにふくむとやはりファーストフィルシェリー固有のこげたゴムのかおり。もうすこし香ばしさがほしいところだ。
アルコール感は強く、ぴりぴりとはじける。もうすこし熟成がほしい。
バランスを欠き、ある意味のみにくいと感じるが、優等生でないところが貴重ともいえようか。
[ NO.5 ]ケイデンヘッド シェリーバット 19?? 14年 60.5%
【 香り 】
トップノートは上品な桃系のフルーツであるが、奥にはしめった、あるいはなまぐさい香りが感じられる。
軽くこげたゴム臭もかんじられるが、いやみを感じるほどのものではない。

【  味  】
香ばしい、あるいはこげた感じが強い。ファーストフィルのシェリー樽の個性である。
[番外] 2004.06.18 阪急梅田百貨店 クエイク.バーにて
グレンユーリーロイヤル 1953 50年 42.8%
【 香り 】
極めてふくよかな熟成香、上品なエステル香。ベリーや、ももを感じさせるフルーツ香。シェリー香もまるくふくよかだ。
その後バニラ香が感じられるようになり、さらにウッディーな樽香がすばらしく香ってくる。
ピート香は感じられないが、そのほかのポジティブな香りをすべて揃えているように感じてしまう。

【  味  】
まずにがみを感ずるが、フルーティさにかき消されてしまう。酸味もほどよく感じバランスもとれている。
フィニッシュは樽由来のにがみが再度顔をだすことになる。
通常50年といえば、熟成のピークをすぎているはずであるがすばらしく出来のよいモルトであった。 この樽を40年熟成の時にもテイスティングしてみたかった、これが飲み終えたときの印象である。
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第67回Connoisseures Club
お題 「ストラスアイラ」
開催日 2004年7月25日
参加者 13名
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1スペイサイドストラスアイラ198913年43.0%シグナトリー
2スペイサイドストラスアイラ197627年46.0%マーレーマックデービット
3スペイサイドストラスアイラ196735年51.2%DTピアレス
4スペイサイドストラスアイラ198912年54.9%ケンデンヘッズ
5スペイサイドストラスアイラ197225年62.6%ゴードン & マックファイル
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ストラスアイラ」である。
  スペイサイドのビッグネームながら、たぶん例会では始めての登場ではないだろうか。
  ボトラーズもそれほど出回っているとは言い難く、実力のわりに人気のない蒸留所のひとつかもしれない。
  ただしこの蒸留所の1960年代のモルトはすばらしい出来のものが多く、私の好きな蒸留所のひとつである。
  今回の5本、スペイサイドにしてはドライなものもあり、ハイランドモルトかと最後まで思い、蒸留所を当てることは出来なかった。
  さて、本題の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]シグナトリー VINTAGE 1989 13年 43.0%
【 香り 】
上品なトップノート、ライトかつドライではあるが、かおりの数は多い。なし系のフルーツ香。奥には熟成由来のエステル香がある。全体的にソフトな香りの印象。
その後、酸味を感じさせる香りがしてくる、さらに時がたてば「おしろい」や石鹸香も感じられるようになる、ただしボウモアやエドラダワーとは別種のものである。

【  味  】
ピリっと口ではじける。味もやはりドライ。ただし味の数はやや少なく、もうすこし熟成がほしいところである。
[ NO.2 ]マーレイマクディビッド 1976 27年 46.0%
【 香り 】
上品なトップノート、NO.1に良く似た香りで、NO.1の香りを濃くした印象である。ミディアムボディ。
やさしい桃や梨のかおり、熟成由来のエステル香。フルーティーではあるがややドライである。

【  味  】
アルコール度数のわりにピリピリする、スパイシー。しばらくすると、奥にウッディーな樽香が感じられるようになる。 控えめな熟成感は「長熟でもシェリー樽はどうもね」と敬遠される方にはお勧めのモルトといえる。
スペイサイドモルトとしては、ドライかつスパイシーな一本である。
[ NO.3 ]ダンカンテイラー ピアレス 1967-2002 35年 51.2%
【 香り 】
すばらしくウッディーな熟成香につつまれる、さらにエステル香が幸せな気分に拍車をかける。
かすかなシェリー香、ビッグボディーではあるがやさしい印象。しばらくするとバニラ香が強く立ってくる。
シェリー樽、バーボン樽のいいところだけの個性が饗宴をしている。

【  味  】
ふくみ香がすばらしくウッディー。古い、あるいは湿ったセラーをかんじさせる。
渋くウエットな印象がある。古臭い樽香は60年代のモルトによくある味である。
フィニッシュはいつまでもウッディーで長い。
むかしのモルトはよかった、といわれるモルト飲みのかたに、是非飲んでいただきたい一本である。
[ NO.4 ]ケイデンヘッド 1989-2002 12年 54.9%
【 香り 】
こげたゴムのかおり、典型的なファーストフィルのシェリー樽の個性。さらにまったりとして醤油の香りも感じられる。
奥にはモルティーな香りも感じられ、やや熟成が浅いことを感じさせる。しばらくするとなまぐさい香りが強く出てくる、オゾン香もかすかに感じられる。

【  味  】
くちにふくんでもファーストフィルシェリー固有のこげたゴムのかおり。生臭く、しけた印象。バーボン樽の表記があるが明らかにシェリー樽熟成の個性と感じる。
これは好き嫌いがはっきり分かれる一本といえる。
[ NO.5 ]ゴードン アンド マクファイル 1972-1997 25年 62.6%
【 香り 】
トップノートはエステル香をかんじるが、いままでかいだことのない種類のものである。
香りの立ちは遅く、香りの数が少ない感じだ。しばらくすると、「たくあん」のかおり、あるいはヌカの香りが感じられる。
しばらくするとブドウや、梨の香りがでてくる。

【  味  】
まず酸味が感じられるが、全体的にはまったりとして重い印象である。やや甘さを感じる。
たくさん文字にしたいのではあるが、文字にできない。言い換えると、いままでのモルトとちょっとづつ違いのある個性がたくさんつまったモルトなのであろうか。
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第68回Connoisseures Club
お題 「アイル オブ ジュラ」
開催日 2004年8月22日
参加者 13名
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ジュラアイル オブ ジュラ197626年54.2%ダグラスレイン
2ジュラアイル オブ ジュラ27年56.3%キングスバリー
3ジュラアイル オブ ジュラ198910年58.7%スコッチモルト販売
4ジュラアイル オブ ジュラ No.31.9198318年60.1%ソサエティ
5ジュラアイル オブ ジュラ19993年60.7%オフィシャル
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「アイル・オブ・ジュラ」である。
  他の島ものモルトの人気に隠れいまひとつ話題に上らないモルトではないだろうか。 例会でも登場することはきわめて稀である。
  今回のモルト、NO.1、2はスペイサイド、NO.3は南ハイランド、NO.4はハイランド、 NO.5はアイラモルトの個性があり、最後まで蒸留所を当てることは出来なかった。
  さらに、ヒントにだされたオフィシャルボトルがまた戸惑いのもとであった。旧ボトルのピーティーな印象、 新ボトルに変わった直後のボウモアを思わせるテイストとは違い、今回のオフィシャルボトルは若さ由来のモルティーさが強く感じられた。
  さて、本題の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]ダグラスレイン オールドアンドレア 1976-2002 26年 54.2%
【 香り 】
トップノートは甘い香りとエステル香、ほのかにシェリー香が感じられ非常に上品である。
桃やブドウの香りがやさしい。香りにいっさい刺激的なところがなく、きわめて飲みやすい。バランスのよい印象であるが没個性ともいえる。

【  味  】
香の印象とはうらはらに、口の中でピリピリする。ややドライ。軽くミント系の刺激がある。
香りではスペイサイドの個性がかんじられたが、味ではややハイランドに近い印象であった。
[ NO.2 ]キングスバリー ハンドライティング 27年 56.3%
【 香り 】
トップノートは甘い香りとエステル香、シェリー香が感じられ非常に上品である。
NO.1と同じトップノートであるがやや香りが濃い。
ややピート、あるいはこげた香り。その後やや酸味を感じるようになる。
さらに時間がたてば、バニラ香や、木の香がでてくる。非常に複雑な香りとなる。

【  味  】
ウッディーかつ渋みが感じられ、長熟であること主張する。ややドライでピリピリとしている。
カラメルに近い風味が、オフィシャルボトルらしいわざとらしさを感じさせる。ただしかすかなものでいやみとは感じない。
[ NO.3 ]スコッチモルト販売 1989-1999 10年 58.7%
【 香り 】
いがいがとした香りが広がり、すぐさま麦芽由来のモルティーさでつつまれる。口の中がみょうにこなっぽい。かなりアルコール感も感じ、若いモルトであると思わせる。軽く酸味を感じる。
しばらくすれば、甘さとエステル香を感じるようになる。
南ハイランドモルトの印象。

【  味  】
非常に若さを感じる。麦芽の甘味。フィニッシュは非常に苦い。
あとでテイスティングしたオフィシャルボトルに共通した印象である。
[ NO.4 ]SMWS 31.9 1983-2002 18年 60.1%
【 香り 】
こげたゴムのかおり、いがいがとピートを感じる。典型的なファーストフィルのシェリー樽の個性。非常に甘く、エステル香も心地よい。
しばらくすると、焼酎や醤油の香り。やや熟成が浅いことを感じさせる。ただししめった香りはない。

【  味  】
このモルトもピリピリ感が強い、苦味もつよく、ドライである。アルコール感が強くあまり熟成しているとはかんじられない。
[ NO.5 ]オフィシャル 1999 3年 60.7%
【 香り 】
いがいがした、ややひねた。麦芽風味、その後ピートを感じたが、他のメンバーはいきなり強いピートを感じたとコメントしている。私の体調のせいかもしれない。

【  味  】
つよいピートを感じる、ハードなピートであり、これを口に含めば、他のモルトのテイスティングが出来ないくらいであった。
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第69回Connoisseures Club
お題 「東ハイランド」
開催日 2004年9月19日
参加者 13名
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ハイランドマクダフ197820年43.0%モルトウィスキーアソシエーション
2ハイランドロッホサイド198146.2%マッキンタイア
3ハイランドノースポート197526年55.6%シグナトリー
4ハイランドグレンギリー196829年56.8%オフィシャル
5ハイランドグレンエスク197031年56.9%ダグラスラング
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「東ハイランドの5本」である。
  他の地区にくらべマイナーな蒸留所が多い東ハイランドである、この地区で5本揃えたのはほんと脱帽ものである、それも長熟ぞろいである。
  今回のモルト、ハイランドの個性は感じたが北ハイランドではないかと感じていた。まさか東で5本も揃うとは!
  NO.4だけは会が終わりになるころに、ギリーではないかと感じ始めてはいたのだが。
  さて、本題の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]マクダフ ザ オフィシャルモルトアソシエーション 1977-1999 21年 43%
【 香り 】
トップノートは桃系のフルーツ香。やや麦芽由来の穀物感を感じるが、かすかなものであり若さを感じるものではない。フルーティーかつドライな印象はハイランドモルトのものか。

【  味  】
フルーティー。その後、カラメルっぽい甘さを感じるようになる。
味の方はドライさがあまり感じられない。
香りではハイランドの個性がかんじられたが、味ではスペイサイドに近い印象であった。
[ NO.2 ]ロッホサイド マッキンタイヤ(マーレイマクディビッド) 1981年 46.2%
【 香り 】
桃や梨の香、奥にはかすかにミントの香り。バランスがとれ上品な印象。その後モルティーな香りが感じられるようになる。
ややいがいがした「けむたさ」が、北ハイランドのモルトを感じさせる。しばらくするとかなりつよくモルティーなかおりが立ってくる。バニラ香も感じられる。

【  味  】
かなりドライである、ここでもモルティーさがかんじられ熟成はあまり感じられない。フィニッシュは苦味をともなう。
[ NO.3 ]ノースポート シグナトリー 1975-2001 26年 55.6%
【 香り 】
有機溶剤のようなエステル香がまず立ってくる。その後さわやかで、梨のようなフルーティーさにつつまれる。酸味もほどよくバランスしている。
しばらくすると、かすかに香水のような高貴な香りを感じるようになる。

【  味  】
ピリピリと非常に硬質な味。北ハイランドの若いモルトでバーボン樽熟成のものによくある特長である。ブドウ系のフルーツ香。
香りには熟成を感じたが、味には26年の熟成は感じられない。東ハイランドは熟成がおそいのであろうか。
[ NO.4 ]グレンギリー オフィシャル 1968 29年 56.8%
【 香り 】
まず色におどろかされる、赤ワインのような色である。トップノートは非常に甘い香り、そのあとすぐさま、いがいがとした軽くピートを思わせる香りがひろがる。
奥にシェリーを感じるがこげた印象はない。渋みもつよく、濃いブドウのかおり。
複雑かつ濃厚で好き嫌いがわかれそうである。
色からは、典型的なファーストフィルのシェリー樽あるいはポート樽をイメージするが、ファーストフィルシェリーの樽の個性である、えぐみをほどよく抑え、複雑な香りをだしているところがすばらしい。

【  味  】
非常に古い樽の印象、それもたいへん上質な樽である。渋みもつよく口に残る。ピートも強いはずであるが、樽由来の渋みや、あまみ、酸味によりそれほど強くかんじることはない。熟成感もかなり感じられる。
たいへん渋く、甘味、強いコクを感じる味わいは、これ一杯で終わってしまうようなモルトで好き嫌いははっきり分かれるはずである。これがギリーの個性であろう。
[ NO.5 ]グレネスク オールドアンドレア(ダグラスレイン) 1970-2002 31年 56.9%
【 香り 】
いきなり熟成を感じさせる香り、ただしこれでもかというものではなくたいへん穏やかなものである。長熟でありながら、しぶみは抑えられ、甘くやさしい香り。 エステル香もほどよく、わざとらしくない程度香ってくる。
長熟でありながら、押し出しが強くないところが良くも悪くもバランスがよいといえる。

【  味  】
味はドライで味の数が少なく、香りほど長熟とは感じられない。ただし渋みにより熟成を感じることとなる。ピリピリと口ではじけるところもあり、香りと味でちぐはぐな印象をもつ。
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第70回Connoisseures Club
お題 「ブラッドノック」
開催日 2004年10月24日
参加者 13名
1 2 3 4 5
1 2 3 4 5
No地区蒸留所ビンテージ年数度数備考
1ローランドブラッドノック198018年46.0%キングスバリー
2ローランドブラッドノック198318年46.0%チーフテンズ
3ローランドブラッドノック197722年50.0%ダグラスラング
4ローランドブラッドノック198019年56.2%シグナトリー
5ローランドブラッドノック198017年57.2%ケイデンヘッズ
テイスティングノート
山崎 白秋記
  今月のお題は、「ブラッドノック」である。
  ローランド、個性的かつ印象的なネーミングの蒸留所が多い地区であるが、一転してテイスティングしてみると、なにか物足りないもの感じるモルトが多い地区でもある。
  そんなわけで例会でも、なかなかまとまって5本飲む機会がなかったのであるが、マスター英断?? により実現したブラッドノック5本である。
  さて、本題の5本を紹介しよう。
[ NO.1 ]キングスバリー 1980-1998 18年 46%
【 香り 】
上品でライト、特に個性はなく、スコッチモルトのスタンダードといえる。桃、梨のフルーツ香。フレッシュな酸味が心地よい。
香りはやさしいスペイサイドモルトといった印象。しだいにキャラメル香がかおり深みをかんじるが、反面麦芽風味の若さが顔を出してくる。
さらにバーボン樽由来のバニラ香が強く出てくる。

【  味  】
香りとは一転して、ドライでありスペイサイドとはいえない。乾いたフルーツ香、ピリピリとしている。
しばらくすると、ボウモアとは異種ではあるが化粧品、あるいはパフューム香を感じる。香りの数はそこそこあったのであるが、味の数は少なくものたりない。
[ NO.2 ]チーフテイン 1983-2002年 18年 46%
【 香り 】
まったりとして、重い印象。こげた香り。こげたゴムとまではいかないが、ファーストフィルのシェリー樽の個性か。
そこそこの熟成を感じる。その後醤油のかおりが立ってくる、ややどろくさいタイプである。しばらくするとモルティーな印象が見え隠れしてくる。

【  味  】
やはりこげた印象が強い、苦味をともなう熟成感が感じられる。かなりドライでアルコール度数以上のぴりぴり感がある。
[ NO.3 ]ダグラスレイン オールドモルトカスク 1977-2000 22年 50%
【 香り 】
シャープな印象。軽いシェリー香、非常に上品である。サントリーのモルトによくあるエステリーな香りが強い。
酸味がほどよくかんじられる。ミントの香りも感じる。その後香水のような香りがたつ。さらにバニラ香を感じ、熟成由来の深いウッディーな香りに満たされる。

【  味  】
やはりテステリーである。奥にはあのミズナラ樽の伽羅香がかすかに感じられる。ここちよくウッディーに包まれる。ややピーティー。
[ NO.4 ]シグナトリー サイレントスティル 1980-2000 19年 56.2%
【 香り 】
シャープな印象、そこそこの熟成。やや泥臭く、重く暗い。
アルコール感が強く、香り数を少なく感じさせる。トップノートが落ち着いたあとシェリー香が香ってくる。香りは濃いがカラメルを感じる。

【  味  】
ドライ、単調な味。やはりカラメルを感じ、重さを感じる。
[ NO.5 ]ケイデンヘッド 1980-1998 17年 57.2%
【 香り 】
香りがなかなかたってこない。グラスを廻ししばらくするとエステリーな香りがようやく感じられるようになる。有機溶剤系の軽い熟成感。ほどよく酸味を感じる。

【  味  】
味はドライでピリピリと辛い。苦み、渋みをかんじ、古い樽の印象、ただしそれほど強いものではない。
全般的に香りは個性もあり楽しめたが、味の複雑さがなく、テイスティングノートの言葉も少ないことでわかっていただけると思う。
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